「100円バーガー・・・」






朝 ・・・

僕はスーツ着て

ヘッドホンをして

100円バーガーを頬張りながら

朝を急ぐ人達を見てる ・・・



駅前では 拡声器をもち

がなり声をあげ

拳をつきあげてる男 ・・・



ない髪をなびかせて

小走りする男 ・・・



短いスカートを履いて

ムチムチした足を誇らしげに歩く女 ・・・



そして ・・・



明日は来なくていいと思いながら

目の前の100円バーガーを夢中でむしゃぼりつく

この僕 ・・・



「あぁ ・・・キヨスクの可愛いあの娘は今日は休みかなぁ ・・・」



そして僕は 口のまわりについた

ケチャップソースを手首で拭きとりながら

何事もなかった様に電車へ乗り込む ・・・



そして僕は 目をゆっくりと閉じた ・・・


そして僕は 今日も ため息 ・・・


そして僕は ため息罪 ・・・




 



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キュッ キュッ キュッ キュッ ・・・


キュッ キュッ キュッ キュッ ・・・


あなたの 哀しみ キュッ キュッ キュッ キュッ


あなたの ため息 キュッ キュッ キュッ キュッ


これから 会社だ キュッ キュッ キュッ キュッ


キュッ キュッ キュッ キュッ ・・・


キュッ キュッ キュッ キュッ ・・・












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「僕のニュース ・・・」





先程入りましたニュースをお伝えします・・・


東京都内に住む哀写容疑者(34)が ため息罪 の疑いで逮捕されました。


男は1日に数十回の ため息をついたと近所の住民に通報されました。


現在、警察の取り調べに対して 男は


「ため息をつくつもりはなかった ・・・」


と容疑を認めています。


続いては 明日の天気です・・・









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火曜日の真夜中・・・





時はすでに今日という日を迎えようとしていた・・・


君からのテレフォンコール・・・


僕は無機質に騒ぎ立てるTVのボリュームを絞り・・・


ゆっくりと受話器に耳を傾けた・・・




「あたし・・・」


「うん・・・。」


「もぅ、どうしたらいいかわからないよ・・・」


「・・・。」


「・・・。」


「・・・。」


「お願いだから何かしゃべって・・・」


「うん・・・。」


「なんで黙ってるの・・・。」


「・・・うん。」


「お願いだから黙らないで・・・。」


「ごめん・・・。」


「また、電話してもいい・・・?」


「うん・・・。」


「じゃぁ、また・・・」


「おやすみ・・・」



僕は彼女との電話が終わった後・・・


ゆっくりと煙草に火をつけ・・・


肺の底まで大きく煙を吸い込んだ・・・





水曜日の朝・・・





朝は拒んでもやってきた・・・


昨日の僕と彼女に何があろうとなかろうと・・・


空は嫌みなくらい青空で・・・


時は残酷なくらい過ぎてゆく・・・


そして僕はいつもの場所へ・・・


身を投じてゆく・・・


僕の意思とはうらはらに・・・






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